好きな人が複数いる生活って楽しいね

同時に複数人と誠実かつ継続的な恋愛関係を築くことをポリアモリーというらしい。

同時期に複数人に恋愛感情を抱くという点では、私はポリアモリーに類似した傾向を持っているといえるだろう。(あくまで傾向であってポリアモリーではない。)これから全世界に向かって私の気持ち悪い恋愛模様(片思いだが)について吐露する。いずれ消すかもしれないが、その瞬間まで、運悪くこの記事を検索した人間の記憶細胞に記憶されることを願う。そして存分に不快になってもらうか、あるいは共感してもらいたい。

 

 

さて本題に入る。今私は好きな人が二人いる。1人は単純接触効果で恋に落ちたバ先の先輩、もう一人は一目ぼれしたサークル先の先輩だ。ちなみに両方とも男性(生物学的にも社会的な扱いの上でも)だ。二人ともあまり背は高くなく、細身な体型であり、さっぱりとした感じで、頭の回転が速く、思慮深い、誰にでも公平に接する、物腰柔らかな、器の大きい、人間的に優れた人物だ。雄!!って感じではなく、中性的な印象のある人達だ。私は彼らのそういったところに惹かれた。

 

完璧主義の母親と発達障害の父親の血を引き継いだ私は、こだわりが強く、0か100かの思考になりがちだ(完璧主義の傾向は意識的な考え方の変更により数年前に比べ大分改善されたが、発達障害に関しては治らないため折り合いをつけていくしかない)。現代文だけ異様に成績がいいような、典型的な社会不適合者、色々と偏りの多い人間である。食べ物に関しては好き嫌いが激しく、人間に関しては好きと興味ないの差が大きい。キャラゲー要素の強いゲームで推しができるものならば、そのキャラばかり優遇し延々と使い続けてしまう。その一方で一度も使ったことがないキャラがいることもざらだ。一度気に入った音楽は狂ったようにリピートしてしまう。そう、私は偏食家なのである。

 

この傾向は恋愛においても顕著である。この前、大学のサークルのメンバーが集まって活動する日があった。男女混合で、男女比は3対1くらい。男性の方が多かった。男性が多数いたにも関わらず、私はサークル先の好きな先輩にばかり話しかけてしまった。あまつさえ、彼の髪型を「かっこいい」と褒めてしまった。余談だが、私は実際に関わる人間に対して滅多に「かっこいい」という誉め言葉を使うことがない。そもそも興味のない人のことは褒めないし、褒めることがあったとしても、せいぜい「爽やか」とか「いいね」など、ほのめかす程度である。「かっこいい」は私のここぞというときの賛辞であり、敬意であり、好意を知られても構わないと思う相手にしか使わない。むしろ知ってくれ。私に「かっこいい」と褒められた人間は私に間違いなく惚れられていると断言できる。

 

今年、彼の他にもう一人「かっこいい」との言葉を贈った人がいる。バ先の先輩だ。その時は彼の腕の筋肉について褒めたが、冷静に考えて、これセクハラじゃないか?仮に男性が女性のスタイルや肌を迂闊に褒めようものなら、なんとなく気持ち悪いと思われ距離を置かれてしまうだろう。もちろん人にもよるが。男性は駄目で女性なら許される、こんなダブルスタンダードあってなるものか!!ダブルスタンダード・チーズバーガーだ!!私はなんてことをしてしまったのだろう。ちなみに、先の「(筋肉が)かっこいい」の発言を受けて彼は戸惑いながら下を向いて微かに笑っていたが、今となってはそれが照れ笑いなのか苦笑いなのか判別できない。

 

この前、久々にその彼とシフトが被ったのだが、2カ月以上前に交わした話を彼が覚えてくれていた。彼の細胞に私の存在が記憶されている。もはやこれはセックスではないだろうか。彼の海馬が、あの何気ない会話を短期記憶としてではなく長期記憶として判断してくれた。なんて喜ばしいことなのだろう。あと同日にわざわざ自分が飲んだことある飲料をお勧めしてくれた。うっ…うれしすぎるッ……。前述したように、彼は誰に対しても分け隔てなく接してくれる優しい男なので、もしかして私に気があるのかも!?とか勘違いしてはいけない(自戒)。

 

そうそう、私が髪型を褒めたサークル先の彼は、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、「初めて言われた」と私に向かって発言した。嬉しいと思ったかどうかは別として、初めて彼の髪型を称賛した稀有な人間として、私は彼の記憶に留まり続けることだろう。そして鋭い洞察力を持つ彼ならば、一連の私の行動を判断材料にして、私が彼に好意を抱いていることぐらい容易に推察しただろう・・。まぁ私は一向にかまわんッッが。

 

 

ここまで、他者から見て不愉快な内容を述べ続けていることは承知している。こんなもの彼らに見られたら間違いなく嫌われてしまう。できることなら嫌われたくはない、しかし嫌われても構わない。嫌うかどうかは彼らの問題なのだから。仮に心底嫌ってもらえるのなら、私の存在が強い記憶として残り、彼らと一心同体になるわけだから、それもまたセックスである。

 

ちなみに私はバイセクシャルなので男性も女性も恋愛対象だ。加えてトランスジェンダーの人間にも惹かれるので、厳密に言えばパンセクシャルであるといえるかもしれない。最近は彼らに加えて、同じ講義を履修している女子学生も気になっている。彼女に対して恋愛感情を抱くのも時間の問題かもしれない。節操ないなぁ。あぁ、私がコミュ障のブスで助かった。仮に私がコミュ力の高い美人だったら、多数の人間と恋愛関係を築き持て余し不幸にしてしまっただろう。まぁ今は所詮片思いなので恋愛関係のいざこざが発生することもない。私がコミュ障のブスであることを感謝した。ただでさえコミュ障なのに、好きな人を前にするとコミュ障度合いが4割増し、緊張のあまり全く話せないか逆に話しかけまくってしまう極端性が難点だが。あたしきしょくわるぅー!!!

 

 

あーもう、早く告白してェ~~~

別に付き合いたい(=恋人関係になりたい)とかではなくて、この感情をただ伝えたいだけなんだよな

例えばアイドルに可愛いとか格好良いって言ったとしても、それは文字通りの意味で、あわよくば付き合いたいという下心があるわけではないのと同様である。

まずレベルが釣り合ってない(彼らの方がレベルが上)し、私が彼らの好みに合致しているわけではないはずから、付き合えるとはこれっぽっちも思ってない。

私ごときがワンチャンありとか思っていたら彼らに失礼すぎる。かつて元カレに押せばいけると思われた経験もあって、もっと自分のレベルを上げようと努力し始めた。骨格は変えられないにしても、筋肉で引き締まった体を目指すことはできる。だから筋トレもやっているし、読書を習慣化させることで、彼らと会話する時のための話題作りと語彙を増やそうと努めている。ただしこのようなレベル上げも、彼らと付き合いたいからやっているのでなく、あくまで彼らを好きになる最低限の資格を取得するためにやっているのだ。キモい女からの好意なんてただの加害行為なのだから。

 

仮に努力の甲斐あって彼らと付き合えることになったとしても、その瞬間彼らはこんな気持ち悪い文章を書いている私のような人間を見定められない奴になるということになるのだから、結局は付き合いたくない。私に興味を抱き好意を寄せてくるような人間がいるとするならば、人間的な欠陥のある異常者か、鈍感な馬鹿のどちらかだ。恐らく元カレは後者だったのだろう。どちらにせよ、こっちから願い下げだ。私は発達障害持ちだが、理解ある彼くんなんていらない。好きでもなく興味もない人間を恋人にするくらいなら、いない方がましだ。そして好きな人間は私のことなんか好きにならない。

私は私に興味のない彼らが好きだ。

私抜きで勝手に幸せになってくれ。彼らは人柄がよいし人望もあるから、私が心配するまでもなく充溢した人生を歩んでいくことだろう。

愛する男の幸せを願ってこそ女!

彼らの幸せを願いつつも彼らに声をかけてしまうのは私のエゴであり矛盾点であるが、今日も北斗の拳のバットの如く彼らを愛している。

 

 

彼らには陽キャにも陰キャにも馴染むやわらかな矜持があった。彼らの気質は穏やかな流れの川のようで、一見誰でも受け入れてくれるような存在である。しかし深い川は静かに流れるものだ。彼らと対峙するとき、私はその言葉を頭にとめて置かなければならない。

彼らは度量が広いから、粗相をしても露骨に嫌な顔をすることはないかもしれない。だからこそ、彼らのやさしさに甘えるわけにはいかなかった。暗い卑屈な女に好かれたところで何になろうか。ただただ迷惑なだけである。

 

以前ツイッターを見ていたら、男女別の「第一印象とOK・NGゾーン」なる画像が目に留まった。(『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』という書籍が出典らしい)彼らは男性で私は女だから、ギリギリOKゾーンに入っているのではないか?生理的に無理とまで思われていなければ、恋愛関係の構築は無理にしても、友人に近い関係としてお付き合いができるのではないか?そのような淡い期待を抱いてしまう。私は好みの容姿や雰囲気に加え、尊敬できるような人間に対してしか恋愛感情を抱かない性質を持っている。(バイセクシャルかつポリアモリーの傾向がある私ではあるが、決して誰でもいいわけではないのだ)彼らのことを格上として認識しリスペクトしているから、恋愛感情を抜きに関係を深めていきたいというのが正直なところだ。

そのためには、やはり私の人間性を高める必要があるなぁ・・・・

あと、人並のコミュ力と人並の容姿もないとなぁ・・・

あーあ・・・・

 

 

この時点で、『羅生門』の半分以上の文字数になっている。しゃべりすぎた。

集中力が切れてきたのでここらで書くのを切り上げることにする。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

あ、あと、誰かと会うときは基本的に戸愚呂40%くらいの力を出しているのだが、彼らと会う時は、「80%の力でいくか!」ってなって、かなり身だしなみに気合い入れてる。乙女ちくね